【お知らせ】シンガポールの新型コロナウィルス(COVID-19)対策 9月27日から4週間の規制強化

9月24日にシンガポール政府は、ここ最近の新型コロナ新規患者数の急増に伴い、規制強化をすることを発表しました。

規制強化期間は9月27日から10月24日までの4週間

ワクチン接種率も80%を超える今、多くの感染者が軽症ではあるのが現実です(98%の症例は無症状または軽度の症状)。しかしながら、不安に駆られて診察を受けている方も多いために医療体制の負荷が重くなり、また自宅隔離にも混乱が生じています。

そのため、9月27日から2021年10月24日までの規制強化措置が取られることとなりました。ただし実施から2週間後に効果を判断して見直しの可能性あり。

全体的な医療の対応能力が適切に保つため

ワクチン接種をした12歳から69歳までの患者は、基本的に自宅療養。

2歳から11歳までの感染した子どもは、親が自宅療養を希望する場合には、可否の評価後に自宅療養も可能。

モニタリングが必要な患者は、ケア施設に入院させて、モニタリングを行う。

重度の病気を発症する可能性のある無症状・軽度の症状の患者は、地域医療施設で注意深く監視。

許容されるグループサイズ

社交許容グループサイズ・・・・・最大5人から最大2人に減少。

これに伴い、1世帯あたりの最大訪問者数も1日あたり2人に減少。

脆弱なグループの保護

すべての人が社会活動を控え、マスクを着用することを強く推奨。

重症化しやすい高齢者や合併症のある人は、必要不可欠な活動を除き、できるだけ在宅。

ワクチン接種できない子どもの保護

教育省は9月27日から10月6日まで、すべての初等教育およびPrimary and Special Education特別教育(SPED)の学校でHome-Based Learningホームベースドラーニング(HBL)を実施することを発表済み。

6年生は、2021年9月25日から9月29日まで、Primary School Leaving Examinations初等学校卒業試験(PSLE)の前に学習休暇。さらに予防措置として、HBLの期間を2021年10月7日まで延長。

Private Education Institutions私立教育機関(PEI)も、9月27日から10月10日まで、12歳以下のすべての生徒にHBLを実施。

詳細はシンガポール教育省ウェブサイトをご参照

職場での接触を最小限に

在宅勤務が可能な社員には、在宅勤務が基本であり、職場に行く必要がある社員も、複数の職場での就労は不可。

職場での懇親会は引き続き不可。

自宅で仕事ができない社員には、毎週Antigen Rapid Test抗原迅速検査(ART)による自己検査を行うことを強く推奨。

在宅勤務の社員も職場に行く要がある場合は、その前にARTで陰性を確認してから戻ることができます。

飲食店でのお食事について

2人までのグループは、全員が完全に予防接種を受けていれば、通常の飲食店で食事をすることが可能(現在の5人までの制限を強化)。pre-event test(PET)で陰性結果が得られたワクチン未接種者/感染回復者/12歳以下の子ども2人のグループに含めることが可能。

すべての来店客がワクチン接種の基準を満たしていることを確認できない飲食店は、持ち帰りや配達サービスのみでの営業。

ライブパフォーマンス、録音された音楽、ビデオやテレビの上映などのエンターテイメントは引き続き禁止。

飲食店の利用者は、すべての安全管理措置を遵守し、飲食時以外は常にマスクを着用。

ホーカーセンターやコーヒーショップは、地域社会に欠かせないフードサービスを提供しているため、これらの施設での食事は、ワクチン接種の有無にかかわらず、2人まで可能。

日本人の中には、「コーヒーショップ」と呼ばれる場所を誤解されている方がいらっしゃいますので、ご注意ください。

アクティビティやイベントの規模と諸条件について

変更・変更なしの対比は、別紙A annex-aa5baa87fe53a4004af60b6dbf9a35858.pdf (moh.gov.sg)

支援策

9月27日から10月24日までの期間、引き締め策の影響を大きく受けるセクターに対して、Jobs Support Schemeジョブズサポートスキームの支援を25%に(F&B、小売、映画館、博物館、美術館、史跡、家族向け娯楽、観光、ジム・フィットネススタジオ、舞台芸術・芸術教育など)。

詳細は別紙B annex-ba931964bba4b4226922fe16e57aea367.pdf (moh.gov.sg)

政府所有の商業施設の適格なテナントに対し、2週間の賃貸料免除。個人所有の商業施設の借家人および所有者には、賃貸支援スキーム(RSS)基づき援助。

National Environment Agency国家環境庁(NEA)またはNEAが任命した事業者が管理するセンター内の調理食品や市場の出店者は、2週間の賃料免除。

タクシーやプライベート・ハイヤーのドライバーを支援するため、COVID-19 Driver Relief Fundの支払いを10月と11月にそれぞれ1台あたり1日10ドルと5ドルに延長。

すべての人に定期的な自己診断を奨励

各自が配布されたキットを使用して、ウェットマーケットやホーカーセンターなどの人混みに行く前や、お年寄りや子供を訪ねる前に自己診断を行うことを推奨。

在宅で仕事ができない人や学校に通わなければならない人も、自己診断を行うことを推奨。

現場で働く従業員がいる企業で、まだRostered Routine Testing(RRT)が義務化されていない企業は、既に発表されているように、現場の従業員1人あたり8個のARTキットを申請し、2ヶ月間にわたって週1回の検査を行うことが可能。申請は10月13日まで受付。

自宅で仕事ができない従業員を抱えている企業は、ARTキットの申請を推奨。

詳細については、www.go.gov.sg/time-limited-rrt-art

患者症例が多く発生している地区を地図で公開

10月1日からは、COVID-19の確定症例が最近多く発生している地域の地図をMOHのウェブサイトで公開。Health Risk Alerts とHealth Risk Warningsも継続。

急性呼吸器症状のある人、週末の検査オプションの増加

急性呼吸器症状のある人は、Swab and Send Homeスワブ・アンド・センド・ホーム(SASH)クリニックと呼ばれる民間のGPクリニックを訪れ、確認のためのpolymerase chain reactionポリメラーゼ連鎖反応(PCR)スワブ検査を受けることが可能。

しかし、すべてのSASHクリニックが週末に開いているわけではないため、9月25日(土)より、8つのRegional Screening Centres地域スクリーニングセンター(RSC)と3つのQuick Test Centresクイックテストセンター(QTC)を土・日に開設し、無料でPCR確認検査(混雑を避けるために予約制となっており、予約は各週末の金曜日午後6時から日曜日午後3時まで、その週末の予約のみ受付)。

詳細については、www.go.gov.sg/ari-weekend-testing

ブースターワクチン接種戦略の拡大

9月15日、60歳以上の人と高齢者介護施設の入居者を対象としたブースタープログラムを開始。

9月23日の時点で、約91,500人の高齢者がブースター接種済み。

10月4日より、少なくとも6ヶ月前に2回のワクチン接種を終えた50歳から59歳の人に、PSAR mRNAワクチンのブースター接種を受けるよう段階的に案内。

接種時に登録した携帯電話番号に、個人用の予約リンクを記載したSMSを送信し、www.vaccine.gov.sg、新たな予約を案内。予防接種センター、ポリクリニック、または参加しているPublic Health Preparedness Clinic公衆衛生準備クリニック(PHPC)でブースター接種可能。

 

上記記載は、シンガポール保健省の情報の抜粋です。

必ず下記の公式ページをご確認の上、間違いのないように行動してください。

STABILISING OUR COVID-19 SITUATION AND PROTECTING OUR OVERALL HEALTHCARE CAPACITY

MOH | News Highlights