【お知らせ】シンガポールの新型コロナウィルス(COVID-19)対策 3月15日からの規制緩和
3月11日に、前に予定されていた安全管理措置合理化の再開が発表されました。
既に開始を予定されながら、オミクロン変異株の流行により、延期された内容でもあります。
シンガポールは通常の生活に徐々に舵を切っていきます。
以下、発表内容をまとめました。
必ず、原文と照らし合わせてご参考ください。
発表趣旨
- 3月15日から、安全管理措置(Safe Management Measures SMM)を5つSMM1~5に合理化。
- 保健省(MOH)は引き続き、病院を支援するための積極的な対策を講じる予定。
- ワクチン接種渡航Vaccinated Travel Lane (VTL)の入国者の検査体制をさらに簡素化することで、安全な旅行再開を促進させる予定。
現在の状況について
- 1日の患者数は、最大18,280人を記録したが、この1週間で16,392件に減少している。入院患者数もピークの1,726人から1,450人へと減少。
- 重症化の発生率は、デルタ変異株に比べて著しく低い状態。過去28日間で、ICUでの治療や酸素補給を必要とした割合は、それぞれ0.04%と0.2%。
- 医療従事者の負担は依然として大きいため、陽性となった場合、MOHのヘルスプロトコル1および2に従って自己隔離。
安全管理措置SMMの合理化促進
状況の安定化に伴い、2022年2月16日に発表したCOVID-19 SMMのルールの合理化を計画的に促進。
2022年3月15日より、SMM1~5の枠組みに基づき、SMMを簡素化。
- グループサイズ
人数制限は5人のまま。1日5人から常時5人に変更。
- マスク着用
今後もマスク着用が原則。
- 職場要件
在宅勤務が可能な従業員のうち、50%まではオフィスに戻ることができる措置を維持。ただし、ルール合理化の一環として、一般的なグループサイズとマスク着用を遵守する限り、職場の社交に関するルールはその他の社交ルールと統一。
また、経済活動の回復に伴い、事業継続のために従業員が職場を越えて配置されることに関する具体的な制限を撤廃する予定ながら、雇用主が引き続きこれを行うことは可能。
- ソーシャルディスタンス
今後もすべてのマスクなしの場合には要件。マスク着用の場合には推奨。ソーシャルディスタンスが求められる場合、1m。
- 定員数(人数制限)
会場の収容人数に応じて設定。宗教行事、ビジネスイベント、メディアカンファレンス、葬儀、挙式、結婚披露宴、マスク着用教室など、イベントの定員制限を撤廃。 マスクとワクチン接種による予防が主であるため、ゾーン分け要件も撤廃。
ただし、感染リスクの高い1,000人より多い大規模なイベントや場では、念のため50%のキャパシティ制限を設ける予定。アトラクション、クルーズ、MICE、大規模な業務イベント、大規模な舞台芸術会場、スポーツ競技場など。
ショッピングモールや大型単独店など、その他の環境では、現在の密度制限であ1人当たり10平方メートル、ほぼ50%のキャパシティに相当とみなす。
ワクチン接種に応じた安全管理措置(Vaccination-Differentiated SMMs VDS)の調整
2022年3月15日以降、ワクチン未接種の12歳以下の子どもは、VDSを設けた施設に入る場合、同一世帯である必要はなし。
スポーツの再開
スポーツを行う際の一過性の接触が感染につながることを示唆する明確な証拠はなし。
2022年3月15日より、監督・運営者のいる一部のスポーツ施設(ActiveSG施設やSportSGが承認した民間施設など)において、ワクチン接種完了者(選手、コーチ、審判などを含む)最大30人までのチームスポーツを行えるようにする。
文化・地域・青少年省(Ministry of Culture, Community and Youth MCCY)は、今後数週間のうちに会場の数を順次拡大していく予定。
スポーツ活動の前後や休憩時間には、一般的なコミュニティSMMが適用。
参加者全員が完全にワクチン接種を受けている限り、追加検査の義務はなし。ただし、参加者はスポーツ活動に到着する前に自己検査を行い、陽性反応が出た場合や症状が出た場合は自宅待機することが強く推奨。
参加者は、スポーツ活動の前に健康申告書に記入する必要あり。
外国人労働者について
2022 年 3 月 15 日以降、労働省は最新の SMMに合わせて、ドミトリーに住む外国人労働者(migrant worker MW)に対する SMM を一致させるために合理化。
ドミトリーやレクリエーションセンターでのスポーツ施設利用、グループサイズ(社交人数)、イベントの利用は、一般的な措置一致させる予定。
ドミトリーに住む外国人労働者に対するコミュニティ訪問プログラムの拡大
ドミトリー内でのCOVID-19の感染者数は、ここ数週間、非常に少なく推移。ワクチン接種率とブースター摂取率は非常に高く、COVID-19感染に対して非常に強くなっている。
2022年3月15日から、ワクチン接種を受けた外交人労働者は、平日は1万5000人、土日祝日は3万人まで、1回につき8時間まで地域社会を訪問することができるようになる予定(現在の平日3,000人、土日祝日6,000人という枠から拡大)
ブースター接種について
2022年3月14日より、一次接種シリーズを終了し、ブースター接種の対象となる12歳~17歳の人は、一次接種シリーズの最終接種から270日間だけ完全接種とみなされ、それ以降は接種状態を保つためにブースター接種が必要。
国境措置の更新
2022年3月14日23:59時以降にシンガポールに入国する一般カテゴリー(ワクチン接種済みトラベルレーンVaccinated Travel Lane VTL)およびカテゴリー1の旅行者は、入国後24時間以内に自己抗原迅速検査(Antigen Rapid Test ART)に切り替えることにより、旅行プロトコルをさらに合理化。これまでの監督者のもとでのARに代わるもの。
旅行者は、シンガポールでの活動を開始する前に、sync.gov.sg3を通じて、監視なしのART検査結果を報告する必要あり。
詳細は、シンガポール厚生省のプレスリリースをご参考にしてください。
RESUMING OUR TRANSITION TO RESILIENCE
https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/resuming-our-transition-to-resilience