【お知らせ】Hougang小選挙区の補選の結果

 既にシンガポールの政治に注目している方にはご存じの様に、5月26日前野党(労働者党 WP The Workers’ Party)国会議員失職に伴う補欠選挙の結果が同日出ました。
 結果は野党候補者(Png Eng Huat氏 得票率62.1%)が再び与党(PAP)候補者(Desmond Choo氏 得票率37.9%)を大差で破りました。
 前回選挙時(2011年5月)より、野党は得票率を2.7% 落としたものの議席を死守した事となります。

 日本の一部マスコミでは、これをもって政策上の変化がという論調もある様ですが、それは既に昨年5月の選挙前から始まっており、またその後には加速度的に諸々とシンガポールの政策がシンガポール人第一主義に舵を切った事への考察が抜け落ちている様に感じます。

 今回の選挙結果は、・元来野党が強い小選挙区での補欠選挙であった事 ・この選挙結果がシンガポールの政策の起点とはいえない事(既に政策の変化は始まっている)、それらを冷静にとらえる必要があるでしょう。

 私達外国人として注視すべきは、シンガポールでの外国人による投資環境や法人の設立の条件の変化や外国人ビザ取得の厳格化である事は言うまでもありません。