【三浦コラム】シンガポールのワクチン接種の現状(3月末現在)
日本では新型コロナウイルスのワクチン接種が大きな話題のひとつですが、ここシンガポールも政府も多大の労力をかけてワクチン接種を推進しています。
シンガポール人の間でも、またシンガポールに住む日本人の間でもワクチン接種は大きな話題のひとつです。
現状は、当初から使用されたPfizer-BioNTech vaccineに加えてModerna vaccine、この2つが認可されて使われています。
*Pfizer-BioNTech vaccineをメインで使用中
3月22日段階のワクチン接種実数
初回: 771,297
2回目完了: 300,611
投与総数: 1,071,9083月29日段階のワクチン接種実数
初回: 943,307・・・・・・172,010人増(3月22日との比較)
2回目完了: 375,605・・・・・・74,994人増(同上)
投与総数: 1,318,912・・・・・・247,004人増(同上)こちらの数字からもワクチン接種が加速度的に進んでいるのがわかります。
https://www.moh.gov.sg/covid-19/vaccination にて1週間に1回、実数が公表されます。
3月12日に接種会場を見に行きました。
60歳から69歳の人たちへの接種が開始、そして人に接する機会が多い職種の人たちに接種が拡大されているため、会場を見回しても、お年寄りに交じって若い方の姿も何人か見ることができました。
3月24日の発表により、45歳から59歳の接種拡大が発表されました。
既にウェブで接種希望登録を済ませている人には、案内が届き始めていると聞いています(発表の後に希望登録をした方には現段階で案内はこれからの様です)。
この年代からは、レターでの案内は届かず、自らウェブで登録する形となりました。
(ワクチン接種への手続き)
1-ウェブでの接種希望登録 https://www.vaccine.gov.sg/
→
2-シンガポール保健省から携帯電話へSMSにて接種案内が届く
→
3-SMSに記載されているウェブサイト(URL)にて、場所・日時を申請
*アレルギーなどの質問事項に答える必要あり
*接種会場と可能日時を選択(1回目と2回目の2回分を予約)
なお、シンガポール国民と永住権保持者に対しては、接種前倒しのリクエストもできるようになっています。
Appeal for Early COVID-19 Vaccination https://www.vaccine.gov.sg/appeal
シンガポール政府は、多くの人にワクチン接種を促進するも、強制ではありません。
実際に接種案内が届くも、様子見をしている人たちがいるのも事実です。
ただ、シンガポール政府はワクチン接種を全滞在者(外国人を含む)に強く推進していますので、ワクチン接種者の数も日々増加しています。
そのうちに様子見している人たちも、後に続いて接種を行うのではないか?と思われます。
今のペースを見ますと今年の後半には、希望者全員に接種が終わるのではないかと思われます。その後にどういう発表がされるのか?に注目です。
シンガポールがいつまでワクチン接種を無料で行うのか?その後にシンガポールに来る人にワクチン接種が義務化されるのか?など。