【お知らせ】不動産購入、追加印紙税引き上げについて

シンガポールの不動産の価格については、皆さまもご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本人が考えるレベルを大きく上回る価格での売買が行われています。

そういう中、4月27日からABSD(Additional Buyer’s Stamp Duty)不動産購入追加印紙税が引き上げになりました。
シンガポールらしくアナウンスは直前、即施行となりました。

不動産購入追加印紙税引き上げ

既定の印紙税に加えて、追加で下記の印紙税がかかることとなります。
*()内は4月26日までの%

  • シンガポール国民
    1軒目の家 0%(変更なし)
    2軒目の家 20%(17%から)
    3軒目の家 30%(25%から)
  • 永住権保持者
    1軒目の家 5%(変更なし)
    2軒目の家 30%(25%から)
    3軒目の家 35%(25%から)
  • 外国人など
    1軒目の家 60%(30%から)
    2軒目の家 65%(35%から)

通常の印紙税詳細は、税務当局のウェブサイトご参照
https://www.iras.gov.sg/docs/default-source/stamp-duty/absd-fact-sheet.pdf?sfvrsn=f55f6050_15

ご覧の通り、シンガポール国民(永住権保持者)の自分が住む物件の優遇と比べて、外国人に対してはかなりの増税となりました。

これはあくまで追加印紙税であり、基本のBuyer’s Stamp Duty (BSD)=印紙税のに上乗せされて払わなければならないものです。

詳細は、税務当局のウェブサイトご参照
https://www.iras.gov.sg/taxes/stamp-duty/for-property/buying-or-acquiring-property/buyer’s-stamp-duty-(bsd)

長くシンガポールに住むことになる駐在員以外の日本人は、賃貸料金を払い続けることを鑑みて、不動産購入を検討する方もいらっしゃいました。
現在手続きを進めていた方もいらっしゃるかも知れません。

しかしながら、突然の施行で日本人を含む外国人がシンガポールの不動産を購入するハードルが、一段と上がったとも言えるでしょう。