【三浦コラム:付記】タイへのワクチン接種渡航(VTL)を体験

前にコラムにて、ワクチン接種渡航(Vaccinated Travel Lanes  VTL)を取り上げました。

【三浦コラム】2021年12月 シンガポールの新型コロナの現状とワクチン接種渡航(VTL)について

色々と面倒なのだろうとお考えの方も多いと思いますが、私自身がこれを利用して、12月の下旬にバンコクに行きました。
オミクロン変異株の流行により、日々状況が変わっているため、実際にご利用される前には詳細確認は欠かせませんが、ご参考になれば幸いです。

各国で2回PCR検査結果が必要

VTLで重要なポイントは各国にて2回ずつ、PCR検査を受ける必要があることです。

まず、シンガポールを出発前にPCR検査を行いました。事前にネット予約をしていたのは、オフィス近くのクリニックです。
出発72時間以内の午前11時に検査を行い、その日の午後11時頃にeメールで陰性連絡が入り、それには証明書が添付されました。
スマホのアプリでも大丈夫でしたが、紙(証明書のコピー)を持参と安心です。

タイでは、予約してあるバンコクのホテル経由により、検査のアレンジ。
入国時の検査(1回目)は、到着したバンコクの空港から運転手付きの車で直接検査場へ向かい、検査後はそのままホテルまで送ってもらいました。

出国時の検査(2回目)は、運転手付きの車でホテルから検査場へ。

バンコクでのPCR検査結果は、2回ともホテルで証明書を受け取る形でした。
結果が出るまで、ホテルで待機です。

シンガポール到着時にも、PCR検査があり、これは事前予約にてスムーズに行われました。
このシンガポール/チャンギ空港でのPCR検査結果は、帰宅の5時間後に受け取りました。

検査の費用

予算は、シンガポール側2回は各125シンガポールドル、タイ側1回目は6,000バーツ、2回目は5,500バーツでした。
つまり、新型コロナパンデミック前には必要なかった費用が、これだけ発生することとなります。

久しぶりの海外渡航ではバンコクの渋滞もどこか懐かしく感じました。

体験して思えたこと

現在、VTL入国者のシンガポール入国後の7日間の措置が強化されているため、多少煩わしくも思えていました。しかしながら、実際体験すると数日間のシンガポール帰国時の隔離SHN(Stay Home Notice)よりも断然気が楽で、「これならば」とも思えます。

シンガポール入国後の自己キット検診と結果提出は、当初想像していたよりも簡単で、これもシンガポールならでは?と感心しています。

ニューノーマルの一環として、渡航にはシンガポールと訪れる国での検査、これが一般化していくのだろうと思えます。